EDIシステムの目的

(1)          弊所では、平成3年以来資材VAN(SKYNET)によりお取引先との受発注を電子化して一定の成果を上げてまいりました。

           しかしながら、大多数のお取引先とは依然として注文書等を紙に印刷してお送りするのが実態でした。 これは、従来使用してきたVANという仕組みがお取引先御担当者にシステムに関する知識を要求するもので、多くのお取引先に展開することが出来なかったという事情があります。 今回開発したEDIシステムは、世の中で広く使用されているインターネットを使えるパソコンをお持ちのお取引先であれば御参加頂けるものです。 これまで御参加頂けなかった全てのお取引先に加入して頂くことを目的としております。

(2)            このEDIシステムのもう一つの特徴は、航空機業界標準システムであるということです。私たちは川崎重工業梶A富士重工業梶A石川島播磨重工業鰍ニ共同で航空機業界資材業務に共通の仕様をまとめ、航空機業界標準のEDIシステムを開発いたしました。 従来のVANシステムは各発注者が独自の仕様に沿って開発したもので、お取引先は発注者毎に異なるシステムを使用或いは開発する必要がありましたが、今後は航空機業界標準EDIシステムを使用すればどの発注者とでも取引出来ることになります。 お取引先にとって大きなメリットがあると考えます。

(3)            運用費用が安くなることも特徴の一つです。

従来のVANシステムでは契約形態によって年間20〜50万円の費用が発生しましたが、今回のEDIシステムでは航空機業界との取引金額に応じて年間1〜20万円程度におさまります。

(4)            このEDIシステムの目的は、全てのお取引先と電子商取引を行い、発注者、受注者両方を含む航空機業界全体としての受発注作業の効率化とスピードアップ、受信データ活用及びペーパレス化を行うことにあります。航空機業界全体の体質を改善し世界市場での競争力を強化することが目的です。この趣旨を御理解頂き、全てのお取引先がEDIシステムに加入して頂くことを希望いたします。

(5)            この資料はEDIシステムを弊所に適用するときの考え方及び運用方法を記述しております。この資料に記述されていない事項については航空機業界標準EDI規約その他を参照願います。

 

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